財団法人 会津若松観光公社     ホームに戻る english
管理施設概要 鶴ヶ城 茶室麟閣 御薬園 町方伝承館 松平御廟 背あぶり山

会津の歴史概要
戦国時代
佐原・葦名時代
伊達政宗時代
蒲生氏郷時代
上杉景勝時代
江戸時代
再蒲生氏時代
加藤氏時代
保科・松平時代
家訓15か条
日新館
幕末
幕末・戊辰戦争
白虎隊・1
白虎隊・2
白虎隊・3
白虎隊・4
白虎隊・5
白虎隊・6
白虎隊・7
Q&A よくある質問
HOME

国指定名勝松平氏庭園
 次第に迫ってくる危機を救うため、年かさの篠田少年は隊長にかわって悲痛な声をふりしぼって、退却の命令を くだしました。
 少年たちは、負傷者をいたわりながら、広い湿地帯にはいると、いつのまにかお互いの連絡を失ってばらばらに なっしまいました。それでも篠田少年のまわりには二十人ちかくの隊士が一団となって固まっていました。少年たちは崖をよじのぼり、谷間を下り、追われるようにして戦場からしりぞいていきました。

 新政府軍をさけながら新堀の洞門をくぐりぬけ、やっとのことで飯盛山の中腹にある、厳島神社の境内までたどりつきました。いつか雨もやんで雲のきれまから、かすかな日の光がもれていました。

 城の方からはさかんに砲声がきこえてきます。篠田少年はみんながそろうのを待ってまた疲れた足をひきずりながら、新堀に沿って歩きました。しばらくいくと、飯盛山の中腹に松林があって、みはらしのきく場所をみつけたので少年たちは新堀をわたってそこによじのぼりました。

 体験したことのない凄まじい戦闘と、敗走、睡眠不足と少年たちは疲れ切っていました。
 そして、高台からみた鶴ヶ城は黒い煙につつまれ、五層の天守閣の白壁には赤い炎が燃えさかっているようにみえました。また、ほんど火の海となった城下からは、絶え間なく砲声と銃声がとどろいています。
 少年たちは予想もしなかった この光景に思わず息をのみました。命とたのむ鶴ヶ城も もはや、落城の運命かと思うと全身の力が一度に抜けていってしまうような悲しさが、少年たちの胸にこみ上げてきました。
 
「城を枕に討ち死にするつもりでここまできたが、もうお城へ入ることはできない。すべてはおわったのだ。」
 一人がこういってがっくり首をたれました。
すると傷ついた一人がいいました。
「このままぐずぐずしていれば、敵の手にかかって後の世までも恥じをさらすようなことになるぞ」
「そうだ、最後まで会津の武士らしく、いさぎよく、みんなここで切腹しよう。」
 こうして、少年たちは、遥かにお城をのぞむといずまいをただし一礼してから自刃しました。
 
 少年たちの静に閉じたまぶたのうちにはなつかしい父や母の姿がまた、可愛らしい妹や弟の顔が、そして楽しかった数々の思い出が、美しくうかんでいました。

| HOME | 管理施設概要 | 鶴ヶ城 | 茶室麟閣 | 御薬園 | 松平御廟 | 町方伝承館 | 一般財団法人 会津若松観光ビューロー
| 企画展・常設展 | 会津の歴史 | イラストで見る歴代会津藩主 | 会津城下町散策のご案内 | 定点(定時)カメラ |
| ボランティアガイド | 城下町レンタサイクル | 鶴ヶ城の桜情報 | よくある質問 | 交通アクセス | 会津の交通情報 |
| リンク集
|
〒965-0873 会津若松市追手町1-1 
TEL:0242-27-4005 FAX:0242-27-4012

(観光情報のお問い合わせは)
〒965-0873 会津若松市追手町5-10-2F
TEL:0242-23-8000 FAX:0242-23-9000
サイトポリシー お問い合わせメールフォーム

Copyright (c) 2014 一般財団法人 会津若松観光ビューロー all rights reserved.